意味が分かると怖い話(短編まとめ)

意味が分かると怖い話(短編まとめ)

【注意】転載禁止!

意味が分かると怖い話のオリジナル作品の短編の一覧です。

弟の退院

その家には2人の男の子がいましたが弟の方は精神病院に入院していました。

この弟が一時的に退院して来るといつも不気味なことが起こります。

ある時は犬の死体が玄関に置かれていました。そしてまたある時は猫の死体が車の中に置かれていました。

そして病院に強制的に戻されるのですが、その度に兄が「弟と離れたくない」と異常なほど泣き喚くのです。

【解説】
兄は弟に罪をなすりつけています。入院してしまうと異常な行動が取れなくなってしまうので泣き喚くのです。

中古のカメラに写されていたもの

通販で中古のカメラを買いました。

前に使っていた人の写真データが残っていました。

中を見ると知らない住所が書かれた紙が写っていました。

次の写真には知らない人の死体が写されていました。

最後の写真にはこのカメラが送られてきた配送伝票つきのダンボール箱が写されていました。

ピンポーン!

【解説】
このカメラの売主は買った人の住所にやってきて殺害した後で写真を撮ってカメラを回収しているのです。

「熊除けの鈴」

山に向かう途中の店で「熊除けの鈴」が売っていたので御守として1つ買いました。

山を登り始め嫌な予感がしてきたのでバッグから先程買った「熊除けの鈴」を取り出して首から下げました。

「これで安心だ」

クマのフンの臭いがし始めましたがクマの姿は全く見えません。

どうやら本当に効果があるようです。

【解説】
フンの臭いというのは熊除けの鈴から出ているのです。なぜなら先にそれを身につけていた人が食べられたからです。店の人はフンの中から鈴を回収して再販しているのです。

占い師

ある婦人に占い師が言いました。

「あなたの夫は一週間以内に亡くなります」

それを聞いた婦人は激怒しました。
そしてこう言いました。

「私が知りたいのはその後のことです!」

【解説】
この婦人は自分が夫を殺害して逮捕されるかどうかを知りたかったのです。

隣の部屋から聞こえる声

「昨夜のことなんだけど、隣の部屋でカップルがケンカをしていたらしくて『助けて!殺される』という声が何度も聞こえてきたんだよ」

「警察に通報したのか?」

「いや。途中で声が聞こえなくなったから仲直りしたんじゃないか?」

【解説】
仲直りしたのではなく殺されたため声が聞こえなくなったのです。

ありがたいお話

宗教に心酔している男がいました。

その日も教祖のありがたいお話が始まりました。

「世の中の全ての命は平等です。無益な殺生をしてはいけません。
小さなアリやミジンコでも無闇に殺してはなりません。
そのようなことをすれば来世では自分が殺した者として生まれ変わることになります。」

それを聞いた男は「生まれ変わるなら教祖になりたいな」と言いました。

【解説】
この男は「教祖として生まれ変わりたいなら、教祖を殺せば良いのだ」ということに気がついてしまいました。

安い部屋

夜遅くにホテルへ客がやってきました。

幸運にも部屋が1つだけ空いていました。しかも値段はたったの5,000円です。

なぜそんなに安いのかと聞くと「実は自殺があった部屋なので半額にしているのです」と教えられました。

それでも構わないと思った客はチェックインしました。

そして客室に向かうエレベーターに乗り戸が閉まると「明日は2,500円になるのか」とつぶやきました。

【解説】
この客も自殺しようとしているのです。

犬の鳴き声

一組の夫婦が森の近くにある中古の一軒屋を購入しました。

そこに住み始めてしばらくするとどこからか犬の鳴き声が聞こえてきました。

周囲を見回してもどこにも犬などいません。

翌日もまた犬の鳴き声が聞こえてきましたがやはり犬などいません。

森の木々が風で揺れた音がそう聞こえただけだろうと考えて気にしないことにしました。

そんな状態が1年ほど続いたある日、リビングのリフォームをすることになりました。

古い絨毯を剥がすとそこには地下室へと続く階段がありました。

その階段を降りていくとそこには鎖につながれた1匹の犬が尻尾を振っていました。

【解説】
1年前から鳴き声が聞こえていたのは見知らぬ誰かが地下室の犬にエサを与えていたからです。

不気味な肖像画

雪山で遭難した登山家が無人の小屋を発見しました。

中に入るとベッドと暖炉がありました。

壁には違和感のある顔の肖像画が何枚も飾られていました。

不気味に思いましたが夜も更け吹雪も強くなっていたのでそこで一晩明かすことにしました。

翌朝起きると壁には自分の肖像画が飾られていました。

他の肖像画を良く見るとそれはこの山で消息を絶った登山家たちのものでした。

【解説】
誰かが入ってきて寝ているうちに肖像画を描いたということです。そしてこの登山家は先に消息を絶った人たちと同じ運命を辿ることになります。