公園にいた主婦が道を眺めていると葬列が目に入ってきました。
一番前で遺影を抱えているのは未亡人でした。不思議なことにこの葬列に並んでいるのは自分と同じような世代の女性しかいません。
不思議に思い未亡人に話しかけました。そしてそのまま列の後ろに並びました。
- 主婦と未亡人は知り合いですか? いいえ
- 無くなったのは未亡人の夫ですか? はい
- 死因は重要な要素ですか? はい
- 主婦と亡くなった夫に面識はありますか? いいえ
- 主婦が並んだのは葬式に参加するためですか? いいえ
- 他の女性たちは葬式に参加するのですか? いいえ
- 主婦の夫は生きていますか? いいえ
- この列は何かの順番を待つための列ですか? はい
- 列に並んでいる女性たちは自分の夫のことが嫌いですか? はい
この未亡人が飼っている犬は大の女好きで、夫婦喧嘩をすると必ず妻側の味方をしてくれました。時には、妻を泣かせてしまう夫に噛み付くこともありました。
先日も、夫と大喧嘩をしたら怒った犬が夫に執拗に噛み付き、ついに夫は死んでしまいました。その話を未亡人から聞いた主婦は、自分にもその犬を貸してほしいとお願いしました。すると、列の後ろに並ぶようにと言われました。
つまり、この列は葬儀に参加するための列ではなく、夫を始末してくれる犬を借りたい女性の順番待ちの列だったのです。
(この問題はアメリカンジョークを基に作成しました)