【推理問題】大富豪のダイイングメッセージ

ある大富豪の屋敷でその家の主が亡くなりました。その日は風が強く屋敷を囲む木々の揺れる音が聞こえていました。

第一発見者は家政婦の女性で1Fで掃除機をかけていたところ2Fの主の部屋から銃声が聞こえたので行ってみると既に頭から血を流して死んでいた主を発見しました。

手には拳銃が握られていました。部屋の窓は開いていました。家政婦が部屋に入って数十秒後に死んだ主の妻が、それに続き息子が入ってきました。

3人は恐怖からその場を一旦離れ、別の部屋の電話から息子がすぐに警察に連絡しました。

5分もしないうちに刑事がやってきて現場検証を行いました。

主が血を流して死んでいるのを発見してから刑事が来るまでに現場には誰も手を触れていません。

部屋の開閉時に家政婦がドアノブに触れただけです。

刑事が机の上を見ると古いテープレコーダーが置いてありました。

再生ボタンを押してみてもシーンとしていて何も聞こえてきません。

そこで少しだけ巻き戻して再生してみると主の声で次のメッセージが流れてきました。

「私はつかれた、、、」

その言葉のすぐ後に銃声が鳴りそこでまた最初の何も録音されていない状態になりました。

「おそらく自殺でしょうな」と1人の刑事が言いました。

この話どこかおかしくないだろうか?


その日の天候は?


拳銃で自殺をしたとしたら、その後も周囲の音が録音されていなければおかしいです。
銃声の後に何の音もしなくなったということは誰かが停止ボタンを押したということです。