「いっけなーい、もうこんな時間だわ!デートに遅れてしまう」そういうとA子はあわてて会社を出て行きました。
A子の焦っている顔が面白かったので同僚が写真を撮っていました。時計は夜の7時です。
A子が会社を出てから1時間ほどして会社に電話がかかってきました。
社内に残っていた同僚が出ると相手は警察でした。
どうやらA子の彼氏が自宅マンションで何者かに殺害されたらしく、第一発見者のA子が疑われているようです。
A子が会社を出たのは何時くらいだったか聞かれた同僚は「7時」と答えました。
参考までに話を聞かせてくれとのことで同僚は警察に呼ばれてました。
そこで凶器の出刃包丁の写真を見せられました。これがその写真です。
同僚はこの時点でA子が犯人ではないということを確信しました。なぜでしょうか?
1枚目と2枚目の写真を見比べると分かります。
A子は左腕に時計をしているので右利きです。
凶器の出刃包丁は左利き用のものです。出刃包丁は基本的に片刃なので左利き用なら真上から見たときに左側が削られています。