大型トラックの運転手は山の上にある客先の工場に大量の荷物を届ける途中でトンネルに差し掛かりました。
トンネルの入り口の高さがかなり低く天井にぶつからないか心配になったので入り口の前で車から下りて高さを確認しました。
どうやらギリギリで通れそうだと判断したのでそのままトンネルに入ると無事に出口まで抜けることができました。
そして無事に客先に荷物を届けてまた帰り道にさきほどのトンネルの前まできました。
来るときに無事に通ることが出来たので何の心配もなくトンネルを通過しようとするとトラックが天井にぶつかってしまいました。
トンネルの天井の高さは入口も出口も、どちらの車線を走っても同じです。また行きと帰りでトラックを乗り換えたということもありません。
トラックを改造したわけでもありません。もちろん走行したルートも同じです。
このようなことが本当に起こりえるでしょうか?
上ではなく下に注目しましょう。
起こり得る。
行きは荷台に大量の荷物が積まれていたため、その重みで車高が下がってトンネルを通過することができたのです。
しかし帰りは荷物を下ろしてしまっていたため車高が下がらずに天井にぶつかってしまったのです。