Aは自らつくった子Bによって壊された。
Bは自らつくった子Cによって壊された。
Cは他人によって壊され、エレベーターに乗せられた。
状況を説明してください。
- A、B、Cは生物ですか? いいえ
- 多くの人が目にしたことのあるものですか? はい
- 他人は人間ですか? はい
- 自然界に存在するものですか? いいえ
- AやBはエレベーターに乗せることはできますか? いいえ
- 壊したら二度と使えませんか? いいえ
- そのエレベーターは人間が乗ることもできますか? はい
- エレベーターの中で何かしましか? いいえ
- Cはエレベーターから出した後に何かに使用しますか? いいえ
- Cが子を作ることはできますか? はい
- Aに親がいることもありますか? はい
- 子でなければAやBを壊すことはできませんあ? いいえ
- A,B、Cは同種のものですか? はい
- スーパーやコンビニで売っているものですか? いいえ
- 「壊す」とは分解するということですか? はい
- 一般に買えるものですか? いいえ(小型のものであれば買えるかもしれません)
- 建設現場は関係ありますか? はい
- ビルの屋上で行われることですか? はい
- 建設機械ですか? はい
【A,B、Cは屋上に設置されるクレーンのこと】
ビル等の屋上に設置されたクレーンAを地上に下ろすためには、A自身を使って、一回り小さなクレーンBを組み立てます。
そして、クレーンBによって、Aを地上に下ろします。
同様にクレーンBは、一回り小さなクレーンCを組み立てます。
そして、クレーンCによって、Bを地上に下ろします。
クレーンCは小さいので、人の手で分解し、エレベーターで運ぶことが可能です。
建設業界ではこの方式を「親亀子亀孫亀方式」といいます。まさに、ウミガメのスープ問題にピッタリの題材です。