夜遅くに、汗だくで自宅のあるマンションに帰ってきた女が、エレベーターを待っていました。
エレベーターが開くと、洗面器を持った男が降りてきました。女は意を決してその男に話しかけました。
翌週の日曜日に、女は男の部屋で手料理を振舞いました。この2人の間に、どんなやり取りがあったのでしょうか?
- 男と女は知り合いですか? いいえ
- 2人は同じマンションに住んでいるのですか? はい
- 女が汗だくだったのは何か作業をしたからですか? はい
- 2人に共通の知り合いはいますか? いいえ
- 洗面器の中には何か入っていましたか? はい
- 男は何かをしてあげたのですか? はい
- 金銭のやり取りはありましたか? いいえ
- 性別は関係ありますか? いいえ
- 銭湯やお風呂は関係ありますか? いいえ
女は自転車で会社に通っているのですが、帰り道でタイヤがパンクしてしまいました。自転車屋で修理をしてもらおうにも夜遅くて開いている店がありませんでした。
仕方ないので汗だくになりながら、自転車を押して帰ってきたのです。明日はどうやって会社に行こうかと悩みながらエレベーターを待っていたら、水を入れた洗面器を持った男が降りてきました。
パンクの修理をするときは、タイヤのチューブを水につけて、どこから空気が漏れているのか確かめる、という話を聞いたことがあります。もしかして、この男もパンクしてしまって修理をするのではないか?そう思った女は男に確かめました。
想像通り、男の自転車もパンクしてしまって、これから修理をするところだと言います。そこで女は事情を説明し、自分の自転車も治してもらえないかとお願いしました。
男は快く引き受けてくれました。女は手間賃を払おうとしましたが、男は受け取ろうとしませんでした。せめてものお礼ということで、手料理を振舞うことになったのです。