まだ、電子メールなど存在しなかった時代のこと。男は鉛筆で宛名だけを書いたハガキを毎日自分宛に出し続けました。ある日、男が別のところにハガキを出すと、数日後に男は一躍有名になりました。なぜ?
- ハガキを出すとは郵便ポストに投函するということですか? はい
- 宛名は書いていますか? はい
- そこには自分の住所が書かれていますか? はい
- 男が住んでいる自宅宛に届きますか? はい
- 自分宛のハガキの裏には何も書いていないということですか? はい
- 別のところ宛のハガキの裏には何か書いてありますか? はい
- それは誰でも読める文章ですか? はい
- 男は郵便局員ですか? いいえ
- 男は遠くに出張中ですか? いいえ
- 男は住居を複数持っていますか? いいえ
- 他の家族は関係しますか? いいえ
- この話に登場するハガキの枚数は1枚だけですか? いいえ
- 犯罪は関係しますか? 「はい」に近いです
- 人を騙しますか? はい
- 別のところとは知り合いの家ですか? いいえ
- 鉛筆を使っていることは重要ですか? はい
- 戦争や疎開は関係しますか? いいえ
- 男は子供ですか? いいえ
- 宛名は鉛筆で書いていますか? はい
- 消印は重要ですか? はい
- 別のところとはマスコミですか? はい
- 男は何かの予言をしていますか? はい
【男は自分の予言が当たったと信じ込ませるために、消印の押された白紙のハガキを手に入れていた】
男は自分が地震予知できると、世間に信じ込ませようとしました。
そこで、宛名に鉛筆で自宅の住所を書いたハガキを、毎日出し続けました。
そして地震が起こった日に、前日の消印の押されたハガキから自分の住所を消し、マスコミの住所をボールペンで書きました。それを直接マスコミの郵便受けに入れたのです。
ハガキを受け取ったマスコミは、地震の前日に出されたものと信じてしまい、男を預言者として大々的に報じたのです。