オリハルコンの壺

とある骨董品店の店主は幻の壺と言われる「オリハルコンの壺」がオークションに出品されることを知った。

ヨーロッパの美術館から盗まれたあと長い間、所在が不明になっていた壺である。

この店主はどんなに高値でも必ず落札しようと思っていた。

そんなある日「出品される壺は偽者ではないか?」という噂が流れた。

というのも同じ日に別の会場で行われるオークションにも「オリハルコンの壺」が出品されることになったからである。

本物と偽者の見た目はソックリである。違いを見分けるには両方を落としてみる必要がある。

「オリハルコンの壺」は幻の金属で出来ているのでどんな高さから落としても割れるどころか傷ひとつつかないのである。

同業者の間でもどちらが本物なのか見当のつく人はいなかった。

しかしこの店主は無事に本物の「オリハルコンの壺」を手に入れることが出来た。

それも想像していたよりもかなり安くである。なぜだろうか?

オークション会場で「その壺を落として見せろ」と言ったわけではない。

推理クイズ20-1

解答

2つの壺を落札した。

誰かに頼んで、もう一方のオークション会場に出品された壺も落札してもらう。

2つを手に入れたところで落として割れなかったほうが本物ということになる。

またオークション参加者はどちらが偽者なのか分からないため、慎重になってしまった。

そのため値段がそれほど上がらず安く手に入れることが出来たのである。

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